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第71回キリスト者医科連盟集合写真

集合写真

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第71回日本キリスト者医科連盟総会へのご参加ありがとうございました

第71回総会会長 太田信吉

 暑い夏の名古屋と思っていたら比較的過ごしやすい日々の総会でした。今年は豊田市猿投山の谷間にある猿投温泉のホテル金泉閣に宿泊し全トヨタ労連集いの丘で講演会を開催しました。戦後福井大地震の後、キリスト教医療従事者が1949年1月に横須賀・衣笠病院に集まってキリスト者医科連盟が始まり、互いに信仰を高め合い医療におけるキリスト者としての働きをそれぞれの場所で行い夢を持ちながら働き、社会にあって弱い立場にある方々に目を注いできました。特にその中で今年は超超高齢化時代の中でその高齢者の方への医療福祉ケアについて取り上げました。
 主題講演をお引き受けくださいました本田美和子さんのお話しはケアすることは何か、人とは何かを問う哲学があります。キリスト教的な全人医療に通じるものだったと思います。私はユマニチュードで大切にすることは主イエス・キリストの愛につながるもので、「互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネによる福音書13・34)と言われた言葉の通りを実践するものだと思います。多くの方がこれからも学びたいと思う内容でした。2日間ともに時間を過ごしていただき学びと交わりの時間が持てたと思っています。他の講師の方もそれぞれのお働きの中で貴重なお話しをいただきました。残念ながら急な事情によりご家族の方(岩本和則さん)からのお話しがなくなりましたが、島しづ子さんからのジャン・バニエさんの祝福された葬儀の話をいただき、それぞれに神様が与えてくださっている役割と時間を考えさせられました。
 音楽の夕べでのマリンバの演奏も皆さん感激してくださり、即興で演奏していただいた「ガリラヤの風薫る丘」での讃美歌は、愛知国際病院ホスピスでの奉仕を想像させるものでした。
 ラドン温泉に入りゆっくりしながら普段の疲れを癒し、全館貸切というホテル金泉閣のご協力もありゆっくりとした時間の中で語らい学び、交わりの時間が持てたのではないでしょうか。ホテルは満室にはなりませんでしたが貸切として使わせて頂く体制で協力して頂き感謝いたします。
 参加してくださった皆様の笑顔に準備の疲れも癒されこれがキ医連総会だと改めて思い出席してくださった皆様、出席が難しくてもご寄附してくださった皆様、祈りで支えてくださった皆様、全ての皆様に感謝しております。